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現在バルト9で「ラテンビート映画祭」と銘打ったラテン映画5Days?とかいうのをやっているんだけど、見たいのがいくつかあり…今日は「BLACK BREAD」という映画を見てきました。こちらはスペインの映画で、内戦後のカタルーニャが舞台。ゴヤ賞とか色々受賞してたみたいです。なんというか…スペインの映画ってけっこうグロい部分はグロく、泣かせる部分は非常に美しく、貶めるところはとことん貶める(笑)のが多い気がするんだけど、こちらもまさにそんな感じかな。いや、貶めてはないな。要素がもりもりでもうちょっと削っても良かったんでは…、と「ビューティフル」に続き思ってしまった。 よく言われてるところで、スペインていわゆるマドリード擁するカスティーリャ、バルセロナ擁するカタルーニャ、それからバスク地方とばくっと分かれてて(南部も大分違うけども)、さらにその中の自治州とかそれぞれの意識が非常に高い印象がある。特に前者に上げた3州は話す言語も違うし、それはフランコ政権のなごりなんだろうけど(フランコ政権時代のカスティーリャは他をかなり弾圧していた)、その辺わたしはそれくらいしか知らない……。とはいえ、映画でもこの部分の主張が結構強いのかなーと思ったらそんなことなかった。もちろんそれがあっての人間模様ではあったけど、うーん…人間関係においてそれ以外の要素の主張強いうえに複雑なので、やっぱりちょっと要素がもりもりだし色々おっつくのが大変であった。主人公の子が知らない、知らされていないところで世界が勝手に回ってる感じは本当に物悲しいし苦しかった。女性たちの悲壮感という名の情熱も凄かった……。あと、ここで終われば感動作だけど、それで終わらないのがスパニッシュなのか的な……笑。要素が行って、来て、漂って、走って、パーン!悪かったわけじゃないけど。プレミア上映だったらしくて主演の男の子が来日して舞台挨拶もあったんだけど、「内戦は学校で勉強するけど正直そこまで詳しいわけではない。でも、同じ国のなかで戦争をするなんてメリットがないし、悲しいことだよ」的なことを言ってたのが一番興味深かったかな…笑。今の若者とかどうなんだろうって思ってたので。彼の演技はとっても良かったです。映画の内容のなかでは、父親に鳥を渡すあたりのシーンはやっぱり良かったかな。 他にラテンビート映画祭で気になっているのは、「マルティナの住む街」「プールサイド」「チコとリタ」「雨さえも~ボリビアの熱い一日」。そんなあんのか!でもあと見れて1、2本かな…マルティナ見れなさそうグスン。 連休中、久しぶりにプラネタリウムに行く予定があるので楽しみです。宇宙LOVE